はじめに
東京大学法学部のTです。
この記事では、小学4年生からサピックスに通い、都内の有名私立中高一貫校に合格するまでの体験談を書いていきます。
「最初は成績優秀だったのに途中で落ちた」「小6で本気になってから伸びた」というリアルな経緯、サピックスの実態、費用、親のサポートなどを正直に書きます。
入塾のきっかけと初期の成績
小3の冬に入塾テスト
周囲の友達が中学受験の準備を始めているのを見て、親に勧められて小学3年生の冬にサピックスの入塾テストを受けました。
入塾テストの成績が良く、成績優秀者として表彰状をもらったことを覚えています。この表彰が嬉しくて、小学4年生からサピックスに通うことになりました。
最初の1年はαクラス
サピックスは成績順にクラス分けがあり、最上位クラスが「α(アルファ)」と呼ばれます。
入塾当初の成績が良かったこともあり、最初の1年くらいはαクラスに在籍していました。周りも優秀な子ばかりで、競争意識が刺激される環境でした。
成績が落ちた理由(小4〜小5)
サッカーと野球で忙しかった
小4〜小5の頃、私はサッカークラブと野球チームの両方に所属していました。
土日はほぼ練習や試合で埋まっていて、サピックスの宿題をやる時間がほとんど取れませんでした。というより、友達と遊ぶ方が楽しくて、宿題を真面目にやっていませんでした。
クラスが徐々に落ちていった
結果として、成績は徐々に下がり、αクラスから落ちていきました。
サピックスは毎月のテストでクラスが入れ替わるので、宿題をやらないとすぐに順位が下がります。当時は「まあいいや」と思っていましたが、今振り返ると完全に遊びモードでした。
小6で本気モードに切り替え
6月に部活を辞めた
小学6年生の6月頃、親に言われて野球チームを辞め、サッカーチームも休会しました。
当時は嫌でした。友達と遊びたかったし、サッカーも続けたかった。完全に親にやらされた形でしたが、今思えばこのタイミングで切り替えられたのが合格につながったと思います。
夏期講習で授業時間が増えた
6月以降、夏期講習が始まり、土曜講習なども加わって授業時間が大幅に増えました。
宿題は相変わらず真面目にやっていませんでしたが、授業はちゃんと受けるようになり、授業時間が長くなったことで自然と勉強量が増えました。
その結果、成績は少しずつ上がっていきました。
周囲の友達が羨ましかった
ただし、この時期も完全に受験生になりきれていたわけではありません。
中学受験をしない友達が遊んでいるのを見ると羨ましくて、時々こっそり遊びに行っていました。親には怒られましたが、当時は「なんで自分だけ勉強しないといけないんだ」と思っていました。
志望校対策が始まって一気に伸びた
9月から志望校別コースに
サピックスでは9月頃から志望校別のクラスに分かれます。
私は都内の有名進学校のコースに入りました。この学校を選んだ理由は2つあります。
- 家から近かった(通学時間が短い)
- 体育祭を見に行った時の迫力に圧倒された
体育祭を見に行ったとき、先輩たちが全力で競技に取り組んでいる姿を見て「自分もこの学校でやりたい」と強く思いました。これが第一志望を決めた決め手です。
過去問対策で点数が伸びた
志望校別コースになると、その学校の過去問を中心に対策していきます。
これが自分に合っていました。過去問対策はパターンが決まっていて、「この学校はこういう問題を出す」「だからこういう勉強をすればいい」というのが明確になります。
自分がやるべき勉強がはっきりしていると結果に直結しやすいという感覚があり、この勉強法は後の大学受験でも活きました。
合格率80%以上をキープ
9月以降のサピックスの模試では、志望校の合格判定が常に80%以上でした。
「受かるだろう」という自信があり、精神的にも安定していました。過去問を解くたびに点数が上がっていくのが楽しくて、この時期は勉強が苦ではありませんでした。
受験本番と合格
2月1日:第一志望を受験
2月1日に第一志望の学校を受験しました。
過去問を何度も解いていたので、本番でも特に緊張することなく落ち着いて受けられました。
2月2日:合格発表
2月2日に滑り止めの学校を受験し、その日の夕方に第一志望の合格発表がありました。
合格していました。
この瞬間は今でもはっきり覚えています。親と一緒に喜びました。
合格後:サッカーに復帰
合格後、休会していたサッカーチームに復帰して、引退試合まで約1ヶ月続けました。
受験が終わった解放感と、好きなことができる嬉しさで、この1ヶ月は本当に楽しかったです。
サピックスのメリット・デメリット
実際に3年間通った経験から、サピックスのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
① 志望校別の対策が充実している
9月以降の志望校別コースは、その学校の過去問を徹底的に分析した対策ができます。御三家や難関校を目指すなら、サピックスの志望校対策は非常に有効です。
② 競争環境がモチベーションになる
毎月のテストでクラスが入れ替わるので、「次は上のクラスに行きたい」という競争意識が生まれます。負けず嫌いな子には向いています。
③ 授業の質が高い
講師のレベルが高く、授業は面白くてわかりやすかったです。宿題をやっていなくても、授業だけで理解できることも多かったです。
デメリット
① 宿題の量が多い
サピックスは宿題の量が非常に多いです。真面目に全部やろうとすると、小学生にはかなりの負担になります。
私のように部活と両立している場合、宿題を全部こなすのはほぼ不可能でした。
② 親のサポートが必須
特に低学年のうちは、親が宿題の管理やスケジュール調整をしないと回りません。親の負担も大きいです。
③ 費用が高い
詳しい金額は覚えていませんが、月謝・教材費・季節講習を合わせると年間で100万円以上かかっていたと思います。家計への負担は大きいです。
これから中学受験を考えている人へ
小6の6月までに部活を整理すべき
私の経験から言うと、小6の夏期講習が始まる前に部活や習い事を整理しておくべきです。
夏以降は授業時間が大幅に増えるので、部活と両立するのは現実的に厳しいです。
志望校は「自分が行きたい」と思える場所を選ぶ
私は体育祭を見て「ここに行きたい」と思ったことが、モチベーションの源になりました。
親が勧める学校ではなく、自分が「ここに行きたい」と心から思える学校を選ぶことが大事です。
過去問対策は早めに始める
9月から志望校別コースが始まりますが、可能であれば夏休みから過去問に触れておくと良いです。
過去問を解くことで「この学校はこういう問題を出す」というパターンが見えてきて、勉強の方向性が定まります。
まとめ
サピックスに小4から通い、都内の有名私立中高一貫校に合格できたのは、以下の理由だと思います。
- 小6の6月に部活を辞めて、勉強に集中できる環境を作った
- 夏期講習で授業時間が増え、自然と勉強量が増えた
- 志望校別コースで過去問対策を徹底した
- 「この学校に行きたい」という明確な目標があった
サピックスは宿題が多く、親のサポートも必要ですが、志望校別の対策は非常に充実しています。難関校を目指すなら、サピックスは有力な選択肢の一つだと思います。
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T
東京大学 法学部




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