はじめに
東京大学法学部のTです。
この記事では、私が実際に使った参考書をレビューしていきます。
おすすめ度も5段階で評価するので、これから参考書を選ぶ人の参考になれば嬉しいです。
【科目別まとめ】東大合格に使った参考書
この記事で紹介する参考書を科目別にまとめました。
英語
- ターゲット1900(基礎固め)
- 鉄壁(実践力UP)
- 英文解釈の技術100(最重要★★★★★)
数学
- 青チャート(苦手単元の補強用)
- Focus Gold(青チャートの代替)
国語
- 古文単語315(基礎)
- 鉄緑会東大古典問題集(最重要★★★★★)
社会
- 山川の教科書(最重要★★★★★)
英語の参考書
ターゲット1900(おすすめ度★★★☆☆)
使用期間:高1〜高3
周回数:頻出800語を3周、基本700語を2周
いつ使ったか:高1(学校配布)〜高3
高校1年生のときに学校で配られました。
1周終わったのは高3のときでしたが、最初の頻出800単語は何周もしました。
使い方
頻出単語(1〜800):3周
- 最重要なのでこれだけは完璧に
- 共通テストはこれだけで対応できる
基本単語(801〜1500):2周
- 二次試験対策として
- 時間があればやる
難単語(1501〜1900):1周のみ
- 難関大学でもあまり出ない
- 優先度は低い
良い点
① 頻出順に並んでいる
効率的に覚えられます。
1〜800語を完璧にするだけで、共通テストの英文はほぼ読めるようになります。
② コンパクトで持ち運びやすい
電車の中でも使えます。
微妙な点
① 関連語がまとまっていない
似た意味の単語が別々のページにあるので、記憶に残りにくいです。
鉄壁の方が覚えやすいと感じました。
ターゲット vs 鉄壁
ターゲット1900:
- 基礎固めに最適
- コンパクト
- 頻出順
鉄壁:
- より実践的
- 関連語がまとまっている
- 量が多い
結論:
- 時間がない人 → ターゲット1900だけ
- 難関大志望 → ターゲット → 鉄壁の順番
- 時間がある人 → 最初から鉄壁
こんな人におすすめ
- 最初の英単語帳として使いたい人
- 基礎的な単語を効率よく覚えたい人
- コンパクトな単語帳が好きな人
鉄壁(おすすめ度★★★★☆)
使用期間:高2〜高3
周回数:2周
いつ使ったか:高2秋〜高3夏
高2のときに、鉄緑会に通っていた友人からのおすすめで買いました。
ターゲット1900で基礎を固めた後、鉄壁で実践的な単語力をつける流れがおすすめです。
鉄壁の特徴
① 関連語ごとにまとまっている
例えば「感情」に関する単語が1つのページにまとまっているので、芋づる式に覚えられます。
② イラストと語源の説明
記憶に残りやすい工夫がたくさんあります。
③ ターゲットより実践的
東大・京大・一橋レベルの単語まで網羅されています。
使い方のコツ
1周目:
- まず全体をざっと読む
- 知らない単語にチェック
2周目:
- チェックした単語だけを集中的に覚える
- イラストと語源をセットで記憶
挫折しないコツ:
全部やろうとせず、まず★★★の重要単語だけを完璧にする。
量が多いので、完璧主義にならないことが重要です。
こんな人におすすめ
- 難関大学を目指す人
- ターゲットでは物足りない人
- 時間に余裕がある人(高2〜高3春に始めるのが理想)
基礎英文解釈の技術100 / 英文解釈の技術100(おすすめ度★★★★★)
使用期間:高2〜高3
学校で基礎バージョンが配られて授業で扱いました。とても気に入ったので、発展バージョンの方も自分で買って使いました。
この参考書のおかげで、東大英語の和訳問題で大きく差をつけられました。
基礎英文解釈の技術100
対象レベル:高1〜高2
英文を単語の拾い読みではなく、構文を理解して読む訓練ができます。
こんな人におすすめ:
- 長文をなんとなく読んでいる人
- SVOCが分からない人
- 和訳問題が苦手な人
英文解釈の技術100(発展版)
対象レベル:高2〜高3
基礎版よりも難しい構文が出てきます。
東大・京大・一橋など難関大学を目指す人は、発展版までやるべきです。
こんな人におすすめ:
- 基礎版が終わった人
- 東大・京大・一橋を目指す人
- 和訳問題で高得点を取りたい人
使い方のコツ
- 1文を読む
- SVOCを振る
- 構文を分析する
- 和訳を書く
- 解答と照らし合わせる
これを基礎版100例文、発展版100例文やりました。
最もおすすめの参考書です。一橋を目指す人は必ずやってください。
基礎英文解釈の技術100
高2で学校の授業で使いました。
英文解釈の技術100(発展版)
基礎版が気に入ったので、自分で買いました。
数学の参考書
青チャート(おすすめ度★★★☆☆)
使用期間:高2〜高3
使った部分:苦手な単元のみ
周回数:基本例題を2〜3周
青チャートは数学の基礎固めに最適ですが、全部やろうとすると時間がかかりすぎます。
僕の使い方
共通テストや東大の過去問演習をしていて、苦手な単元があったら青チャートに戻って、その単元の基本例題だけを解き直しました。
例:
- 微分積分が苦手 → 青チャートの微積分の基本例題だけ2周
- 確率が苦手 → 青チャートの確率の基本例題だけ3周
重要例題・演習問題は飛ばした
重要例題や演習問題は難しすぎるので、飛ばしました。
基本例題だけを完璧にする方が効率的です。
青チャート vs Focus Gold
どちらか一方で十分です。
- 学校で配られた方を使えばOK
- 両方買う必要はない
こんな人におすすめ
- 基礎力に不安がある人
- 苦手な単元を補強したい人
- 「全部やらなきゃ」と思わない人
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Focus Gold(おすすめ度★★★☆☆)
使用期間:高2〜高3
使った部分:苦手な単元のみ
青チャートと同じような使い方で使っていました。
Focus Gold vs 青チャート
結論:どちらか一方で十分です。
レベル:ほぼ同じ
- どちらも網羅系参考書
- 難易度もほぼ同じ
違い:
- Focus Gold → 解説がやや詳しい
- 青チャート → 問題数がやや多い
どちらを選ぶべきか:
- 学校で配られた方を使えばOK
- 両方買う必要はない
僕の使い方
全部やろうとしなかった:
過去問演習で苦手な単元が見つかったら、Focus Goldのその単元の基本例題だけを解き直しました。
例:
- ベクトルが苦手 → Focus Goldのベクトルの基本例題だけ
- 数列が苦手 → Focus Goldの数列の基本例題だけ
重要例題・演習問題は飛ばした:
難しすぎるので、基本例題だけに絞りました。
こんな人におすすめ
- 青チャートが合わなかった人
- 学校でFocus Goldが配られた人
- 解説が詳しい方が好きな人
国語の参考書
読んで見て覚える古文単語315(おすすめ度★★★☆☆)
使用期間:高2〜高3
周回数:3周
いつ使ったか:高2春〜高3夏
古文単語帳として使いました。
良い点
① 例文が載っている
単語だけでなく、文脈で覚えられます。
丸暗記よりも記憶に残りやすいです。
② イラストがある
視覚的に覚えられるので、印象に残ります。
共通テストと東大二次試験
共通テストだけなら:
- 前半200語で十分
- 後半115語は優先度低い
東大二次試験なら:
- 315語全部やった方が安心
- ただし、鉄緑会東大古典問題集の巻末の単語まとめの方が優秀
こんな人におすすめ
- 古文単語をこれから覚える人
- イラストで覚えたい人
- 例文で覚えたい人
注意点
全部やろうとしない:
共通テストだけなら、前半200語を完璧にすれば十分です。
後半の難単語115語は、東大などの難関大学を目指す人だけでOK。
鉄緑会東大古典問題集 資料・問題篇/解答篇(おすすめ度★★★★★)
使用期間:高3
周回数:2周
いつ使ったか:高3秋〜直前期
東大受験生には必須の参考書です。
この参考書の3つの特徴
① 東大の過去問が25年分以上
古文・漢文の過去問が豊富に載っています。
赤本よりも遥かに多い問題数です。
② 解説が異常に詳しい
鉄緑会の講師が書いているので、解説のレベルが非常に高いです。
市販の赤本よりも遥かに詳しいです。
なぜこの答えになるのか、どう考えるべきか、が丁寧に書かれています。
③ 巻末の古文単語まとめが優秀
このテキストの後半に「東大古典頻出古文単語」がまとめてあります。
これが非常に優秀です。
東大古典に頻出の単語だけが厳選されているので、効率的に覚えられます。
古文単語315よりも、こちらの方が東大対策としては効率的でした。
使い方
1周目(高3秋):
- まず時間を測って解く
- できなくても気にしない
- どんな問題が出るのか把握する
2周目(高3冬〜直前期):
- 解説を読み込む
- なぜこの答えになるのか理解する
- 自分の答案と比較する
巻末の古文単語:
- 直前期に何度も見返す
- 東大頻出単語だけなので効率的
効果
この問題集を2周やったことで:
- 東大古典の形式に完全に慣れた
- どんな答えが求められているか分かった
- 本番で似た問題が出て助かった
本番では、この問題集と似た問題が古文・漢文ともに出ました。
こんな人におすすめ
- 東大を目指す人(必須)
- 過去問演習を本格的にやりたい人
- 赤本の解説では物足りない人
注意点
値段が高い:
資料・問題篇と解答篇の2冊セットで、合計6,000円以上します。
でも、東大受験生にとっては必須の投資です。
社会の参考書
山川の教科書 日本史(おすすめ度★★★★★)
使用期間:高2〜高3
周回数:10周以上
いつ使ったか:高2秋〜本番直前まで
東大の日本史対策の最重要教材です。
なぜ教科書が最重要なのか
東大の日本史は論述問題が中心です。
そして、教科書の文章がそのまま答えになることが多いです。
つまり、教科書を何度も読んで、表現を丸暗記することが最も効果的な対策です。
用語集や参考書よりも、教科書の方が遥かに重要です。
僕が使った教科書
山川出版社「詳説日本史B」(旧課程)
僕が受験した当時は、この教科書を使いました。
10周以上読み込んで、論述問題の対策をしました。
現在の受験生が使うべき教科書
2022年の教育課程変更により、現在は「日本史探究」に変わっています。
山川出版社「日本史探究」(新課程)
内容はほぼ同じで、論述対策として十分使えます。
現在の受験生は、こちらを使ってください。
効果
本番の東大日本史で:
- 教科書の文章をそのまま使える問題が3問
- スラスラ書けた
- 高得点が取れた
教科書を10周やっていなかったら、合格していなかったと思います。
こんな人におすすめ
- 東大・一橋など論述問題が出る大学を目指す人(必須)
- 体系的な理解を深めたい人
- 「暗記」ではなく「理解」したい人
東京書籍 世界史(おすすめ度★★★☆☆)
使用期間:高2〜高3
周回数:5周
僕が使った教科書
東京書籍「世界史B」(旧課程)
世界史の教科書として、東京書籍の「世界史B」を使いました。
東京書籍の世界史は、地域ごとの歴史が詳しいので、東大対策に向いています。
現在の受験生が使うべき教科書
2022年の教育課程変更により、現在は「世界史探究」に変わっています。
東京書籍「世界史探究」(新課程)
内容はほぼ同じです。
現在の受験生は、こちらを使ってください。
なぜ東京書籍を選んだのか
日本史は山川、世界史は東京書籍が良いと先輩に言われたからです。
理由:
- 東京書籍の世界史は、地域ごとの歴史が詳しい
- 山川の世界史は、時代ごとの歴史が詳しい
東大の世界史は地域史の問題が多いので、東京書籍の方が使いやすかったです。
使い方
1〜3周目:
- まず全体を読む
- 地域ごとの流れを理解する
4〜5周目:
教科書の表現を使って書く
論述問題を解く
こんな人におすすめ
- 東大の世界史を受験する人
- 地域史を理解したい人
買ったけどほとんど使わなかった参考書
ドラゴン・イングリッシュ
使用期間:高3
友達が使っていたので買いましたが、ほとんど使いませんでした。
内容自体は悪くありませんでしたが、特に必要なものでもありませんでした。
英作文の練習は、過去問演習だけで十分だったと思います。
【時期別】いつ何を使うべきか
高2(基礎固め)
英語:
- ターゲット1900で単語
- 基礎英文解釈の技術100で構文
数学:
- 青チャートで基礎固め
国語:
- 古文単語315
高3春〜夏(応用力)
英語:
- 鉄壁で単語強化
- 英文解釈の技術100で構文強化
数学:
- 過去問演習開始
- 苦手単元は青チャートで補強
社会:
- 山川の教科書を読み始める
高3秋〜冬(過去問)
全科目:
- 過去問25カ年
- 苦手な部分だけ参考書に戻る
参考書の選び方
① 全部やろうとしない
参考書は、全部やろうとしないことが重要です。
特に青チャートやFocus Goldのような網羅系参考書は、最初から最後まで全部やろうとすると時間がかかりすぎます。
苦手な単元だけピンポイントで使う方が効率的です。
② 友達や先輩のおすすめを鵜呑みにしない
友達や先輩が「この参考書が良い」と言っていても、自分に合うとは限りません。
私もドラゴン・イングリッシュを友達のおすすめで買いましたが、結局使いませんでした。
書店で中身を見て、自分に合うかどうか確認してから買うのが良いです。
③ 1冊を完璧にする
参考書をたくさん買うよりも、1冊を完璧にする方が効果があります。
例えば、英単語ならターゲットか鉄壁のどちらか1冊を完璧にすれば十分です。
よくある質問
Q1: 青チャートは全部やるべき?
A: いいえ。全部やると時間がかかりすぎます。苦手な単元だけピンポイントで使うのがおすすめです。
Q2: ターゲットと鉄壁、両方やるべき?
A: 時間があれば両方。なければ鉄壁だけでOKです。
Q3: 古文単語は何語覚えるべき?
A: 共通テストだけなら200語。東大二次試験なら315語全部やった方が安心です。
まとめ
東大合格に向けて使った参考書の中で、特におすすめなのは以下の3冊です。
★★★★★ おすすめ度5
- 英文解釈の技術100(長文読解力が大幅に上がる)
- 鉄緑会東大古典問題集(東大受験生には必須)
- 山川の教科書(日本史・世界史)(論述対策に最適)
参考書選びで迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
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これらの参考書を使って、D判定から東大に合格しました。
詳しい勉強法はこちら:
T
東京大学 法学部



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